新しい病院での初診。
心室中隔欠損の穴から逆流が見られる
とS医大の前主治医に伝えられ、
紹介状を渡され、
新しい病院、都立の小児専門の病院
T医療センターの初診予約が取れたのは宣告をされてから約1ヶ月後でした。
逆流が酷くならないかそんなに待っても大丈夫なのか気が気でなかったのと
もしかしたら前主治医とは違う診断になるかも?と少しの期待も抱えながら1ヶ月を過ごしました。
そして迎えた初診。
主人はもちろんのこと、私の父や主人のお父さんも一緒に来ました。
病院の大きさと綺麗さに感動しつつ
初めての病院でのこれから主治医になる先生との対面を緊張しながら待ちました。
まずはレントゲンと心電図。
その後に先生の診察を受けました。
先生は若く、そして真面目そうな方でした。
前主治医のような冗談交じりの会話にはなりそうもない、楽観的な先生ではなく真面目な先生でした。
これが心臓外科のある病院とない病院の違いなのか分かりませんが、とにかく安心して任せられそうな先生で安心しました。
先生がおっしゃったことは
「レントゲン結果により心臓がこの年のお子さんよりも大きい割合を占めている。
外科的治療が必要なお子様であることは間違いないと思います。」
とのことでした。
S医大で1ヶ月前に診て頂いたときは約57%(55%までが正常範囲内とのこと)今回は約60%
ほどに大きくなっていました。
その後、心エコーをしっかり診て貰い
その結果、
「心室中隔欠損症、大動脈弁逸脱」
との診断がされました。
恐れていたことが起きていました。
逆流が起きている穴に、すぐ近くの大動脈弁が引きずりこまれ、弁が変形してしまっているとのことでした。
すぐに手術をしないと、これ以上弁が変形し、使えなくなってしまったら弁置換といって弁を人工のものに替えなくてはならなくなるとのこと。
その場合一生血液が固まらない薬を飲まなくてはいけかったり、弁は大きくならないので成長に合わせ弁を交換していかなくてはならないとのこと。
私たちは真っ青になりました。
すぐに手術をして欲しいと思いました。
ただ、いきなり心臓の手術!というわけにはいかなく、まずは
カテーテル検査
をして、心臓や血管をすみずみまで調べてから外科の先生と手術方法を決めてから手術になるとのことでした。
つまり、
心臓手術のためのカテーテル検査というハードルをまずはクリアしなくてはいけない。
カテーテル検査も日帰りではなく、そのための入院を3日前からして全身麻酔で行うとのこと。
そして早速翌週のカテーテル検査入院が決まりました。
翌週というスピード感にただただ感謝をするばかりです。
それとともにやはり
逆流が見られてからのこの1ヶ月のロスは大きかったのだと、ただただ後悔するばかりです。